- eitherの訳がいまいちピンと来ない。
- eitherの否定形がいつもわからなくなる。
- eitherとbothの関係が知りたい。
それだけだと後で困ることになってしまいます!
eitherの訳に悩んでいる全ての方へこの記事を書きます。
<BASIC LEVEL>まずはこれだけ!
eitherでの困りごと
まずは次の例文を訳してみてください。
You can sit on either side.
いかがですか。
・あなたは両側に座ることができる。
・あなたはどちらか一方に座ることができる。
どちらで訳しましたか?
これ、よく読んでみると、実は両方とも同じ意味ですよね。
eitherの訳で悩むのはこれにつきると思います。
・「どっちか」なの?「どっちも」なの?
・文章によっては「どっちか」と訳す時もあるし「どっちも」と訳す時もある。
・その違いはなんなの?
同じ気持ちの方はいらっしゃいますか?
私はこの訳の違いでとても苦労しました。
そこで、次の考え方をすると、簡単に理解ができるようになりました!
eitherのイメージ
みなさんに絶対に覚えてほしいことはこれです!
「either」のイメージです。
「どちらの可能性もあるよ!どちらでもいいよ!でも両方じゃなくてどちらかだよ!」
ちょっと長いですが、このイメージを頭に叩き込んでください!!
この記事は、これを知ってほしくて書きました。
では、もう一度最初の例文を見てみましょう。
You can sit on either side.
(あなたはどちらに座る可能性もあるよ!どちらでもいいよ!でもどちらかだよ!)
こう考えると、「両側に座ることができる」「どちらか一方に座ることができる」と2つの訳ができることに納得できるのではないでしょうか。
何個か例文を見て練習してみましょう。
- You can eat either pizza.
「どちらかのピザを食べられるよ。(どっちでもいいよ。)」 - Either phone is broken.
「どちらかの電話が壊れている。(どちらの可能性もある。)」 - Either you or I can go.
「あなたか私のどちらかが行くことができる。(どちらの可能性もある)」 - Either is good.
「どちらでもいいよ。」
英語をそのままダイレクトに日本語に置き換えることができないので、このように面倒臭い表現になってしまうのですが、eitherのイメージを掴むことができれば、文章のイメージも掴みやすくなると思います。
<STANDARD LEVEL>もう少し頑張りたい人へ!
either of の場合
eitherのイメージがわかれば、後は使い方を覚えるだけです。
eitherは単体で使う場合と、either of で使う場合があります。
例文を見てみましょう。
Either apple is rotten.
Either of apples are rotten.
(どちらかのリンゴが腐っています。)
これらはどちらも同じです。
ポイントとしては、either of の後は複数形になることです。
(これは単純に覚えるだけでOKです。)
否定形の場合
では、否定形の場合はどうでしょうか。
例文を見てみましょう。
I don’t know either he or she.
訳してみてください。
- 私は彼も彼女も知らない。
- 私は彼か彼女のどちらかを知らない。
どちらで訳しましたか?
実は、答えは「1」です。
「eitherは”どちらか”なんだから、2じゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、「どちらか」ということも否定しているので、「どちらも知らない」となります。
確認のために、次の例文を訳してください。
- I don’t like either apple or banana.
- I don’t speak either English or Japanese.
- I haven’t read either book.
どうでしょうか。
「どちらも〜ない」と訳していれば完璧です。
- リンゴもバナナもどちらも好きではない。
- 英語も日本語もどちらも話さない。
- どちらの本も読んだことがない。
<ADVANCED LEVEL>まだまだ物足りない人へ!
会話で使われ方
次の例文を読んでください。
A : Which girl do you like?(どっちの女の子が好き?)
B : Either!!(どっちも!)
最初のイメージを掴んでいれば大丈夫ですね。
「どっちの可能性もあるな。どっちも好きだなぁ〜。」そんな下心が窺えるeitherです。
A : I can’t play the guitar.(ギター弾けないんだよね。)
B : I can’t play the guitar, either.(俺も弾けないよ。)
「自分もだよ」ということを伝える時に使えます。
bothとの関係
否定形では、eitherは「どちらも〜ない」となるとお伝えしました。
では、「どちらかは〜ない」という場合はどう英訳すればいいのでしょうか。
次の例文を見てください。
I don’t know either of them.(どちらも知らない。)
I don’t know both of them.(両方は知らない。)
either まとめ
- eitherのイメージは「どっちの可能性もあるし、どっちでもいいけど、どっちかだよ」。
- either of で書き換えられるけど、その場合は複数形。
- 否定の場合は「どちらも〜ない」。
- 会話ではWhichで聞かれた時に「どっちも」という返しで使える。
- 「どちらかは〜ない」はbothで表すことができる。
やはりポイントは「どっちの可能性もあるし、どっちでもいいけど、どっちかだよ!」というイメージを持っておくことです。
最後に、覚えた英語を使う機会はありますか?せっかく学んだことは、実践で使ってみないとすぐに忘れてしまいます。
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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
この記事がみなさんの英語力アップのお役に立てたら幸いです。
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