- 英単語カードの使い方・作り方が知りたい。
- 英単語を暗記するのが苦手。
- 単語帳と自作の英単語カードどっちがいいの?
こんな悩みを解決します。
英語学習をしている方で、英単語の暗記が苦手な方は多いです。
特に、単語帳を覚えるのはつまらないと感じる人も多いです。
私も単語帳で暗記しても、実際に英会話で使えないことが多かったです。
しかし、私は英単語カードを使うことで英会話が上達し、TOEICでも高得点を取ることができました。
本記事では、みなさんに正しい英単語カードの作り方・使い方を解説します。
英単語カードの作り方のコツ
英単語カードの作り方のコツは次の2点です。
- 単語を書かない
- 例文をコピペしない
一つずつ解説します。
単語を書かない
英単語カードに、英単語・英熟語だけを書いてはいけません。
英単語カードには、英文を書いてください。
なぜなら、単語だけだと実際の会話での使い方がわからないからです。
<例えば>
表 | 裏 | |
間違った作り方 | 〜が尽きる | run out of〜 |
正しい作り方 | ボートの燃料が尽きた。 | The boat ran out of fuel. |
文を作らなければ、「何が尽きる時に使うんだろう」と、イメージが沸きません。
文を作れば、どんな時に使うか想像ができるようになるので、実際の会話でもすぐに使えます。
例文をコピペしない
英単語カードに、検索した例文を書いてはいけません。
なぜなら、その例文を使うことは、めったにないからです。
せっかく文を書くなら、覚えた文をそのまま口に出せる方がいいですよね。
先ほどの例文を思い出してください。
表 | 裏 |
ボートの燃料が尽きた。 | The boat ran out of fuel. |
これはネットに載っていた例文です。
こんな恐ろしい言葉、一生に一度でも口にすることはないですよね。
そこで、もっと自分が使いそうな文に変えてください。
表 | 裏 |
お金なくなっちゃった。 | I ran out of money. |
これなら使う可能性がありますよね?
このように、実際に自分が使いそうな文を作ることで、文が簡単に覚えられるようになります。
文を覚えるということは、その中で使われている英単語・英熟語も自動的に覚えます。
英単語カードの使い方のコツ
英単語カードの使い方のコツは次の2点です。
- 英語を見ない
- 口に出して話す
一つずつ解説します。
英語を見ない
作った英単語カードを使って覚えるときは、英語は見ないでください。
日本の学校教育では、英語を日本語に訳すことが多いです。
しかし英会話では、(頭の中で)日本語を英語に変えて、英語を話さないといけません。
日本語から英語への変換
これを早める練習をすると、英会話力がアップします。
つまり、英単語カードは、日本語の面を見て、英語を言う練習をしてください。
正解を確認するためだけに、英語の面を見てください。
口に出して話す
英単語カードの練習は、必ず口に出して話してください。
英会話はテストではありません。
正しい英文に直せるかよりも、相手に伝えられることが大切です。
そのためには、英語を口に出さないといけません。
そんなの当たり前じゃん!
しかし、これが意外とできていません。
相手に話しかけるようにしていますか?
相手がいることを想定して、見えない相手に話しかけてください。
そうすると、自然と一文ではなくなってきます。
表 | 裏 |
私はいろんな役割を担っています。 | I wear different hats. |
こういう英単語カードを作ったとします。
(「いろんな帽子を被る」=「いろんな役割・仕事がある」というイディオムです。)
突然、相手に「いろんな役割を担っているんだよね。」と言っても、相手は意味不明です。
I’m husband in house. (家では夫。)
I’m a boss at work. (仕事中は上司。)
And…I’m lazy when with my friend. (それで、友達といる時はだらしない奴なんだ。)
You know… I were different hats.(わかるだろ、いろんな役割があるのさ。)
このように話の文脈を作ることで、よりリアルな会話の練習をすることができます。
そして、リアルであればあるほど、本番で口から出やすくなります。
そんなすぐに前後の英文が作れない!という方は、日本語でもオッケーです。大切なことは、どんな流れで、その文を言う場面が出てくるのかをリアルに想像することです。
英単語カードの使い方の応用
いかがでしたでしょうか。
私は、英単語カードには無限の可能性があると思っています。
そこで、もう1つだけ応用編として、私の使い方を伝授します。
架空の生徒に教える
これは私の英語力が一気に向上したやり方です。
人に英語を教えることができるということは、その英語をしっかり理解していて、尚且つその英語を覚えているということです。
人に教えることで、あなたの英語力は劇的に向上します。
でも教わってくれる相手がいない!
そんな方は、架空の生徒を作って、見えない生徒に話しかけてください。
表 | 裏 |
間違いない。 | No, doubt. |
こういうカードを作ったとします。
では、生徒に話しかけましょう。
『間違いない』は英語で”No, doubt.”と言います。
(補足1)
doubtは『疑う』という意味で”I doubt you.”『あなたを疑う。』という文を作ることもできます。
(補足2)
スペルに発音をしない”b”があることが面白いですよね。
(補足3)
ちなみに、よくある構文としては”There is no doubt that…”で、「〜なことは間違いない」という文章も作れます。
いかがでしょうか。
ここまでたくさん説明しなくていいですが、1つでも補足説明を教えてあげられると、文章の丸暗記ではなくなるので、自分の理解も深まり、忘れにくくなるというメリットもあります。
アプリを活用する
やり方はわかった。だけど、
アナログで英単語カードを作るのはめんどくさい!
そんなアナログなやり方はダサい!
そんなあなたはアプリを使いましょう。
アプリの検索で「単語カード」「単語帳」と検索すると、自作の単語カードを作れるアプリがたくさん出てきます。
オススメはアプリと紙の英単語カードの両方を使うことです。
スマホは常に持ち歩いているので、どこでも気軽に勉強ができます。
私はメンタリストDaiGo監修の
「分散学習帳」というアプリを使っています。
自分の理解度に応じて問題の頻出頻度が変わって効果的な学習がができるので、非常にお勧めです。
英単語帳と英単語カードどっちがいいの?
英単語帳と英単語カードは、あなたのレベルによって使い分けてください。
- 英単語帳がおすすめな人
- ・基本的な英単語を知らない人
・勉強をすることが好きな人
・受験のために英語を学ぶ人
- 英単語カードがおすすめな人
- ・基本的な英語は知っている人
・勉強が嫌い・苦手な人
・英会話のために単語を覚えたい人
基本的な英単語を学びたい方は「ターゲット1400」がおすすめです。
「ターゲット1900」もありますが、1400の方が大事な単語だけが凝縮されているので、基本的な英単語を学びたい方はこれさえやっておけば大丈夫です。
英会話がしたい人にもおすすめな単語帳は「語源図鑑」です。
語源を覚えれば、複数の英単語をまとめて一気に覚えることができます。
おすすめ本については「英語初心者におすすめ勉強本をセット売り!|英会話独学用」または「無料あり|Kindle Unlimitedでお得に英語学習できるおすすめ教材8選」も参考にしてください。
英単語カードの使い方・作り方の2つのコツまとめ
意外と奥が深い英単語カードの使い方・作り方を解説しました。
もちろん他にも英語の勉強方法はたくさんあります。
ただ、これを読んでくださったあなたに声を大にして言いたいことは、全員に当てはまる簡単で効果的な絶対の勉強方法はないということです。
いろんな勉強方法を試していく中で、この英単語カード学習法も取り入れてみてください。
英単語カードは増えれば増えるほど、自分が話せる言葉が増えていくので、英単語カードの山を見るだけで、「これだけの文を自分は話せるんだ!」と、モチベーションもアップします。
最後に、覚えた単語は本番で使わなければ意味がありません。
本ブログではオンライン英会話をおすすめしています。
オンライン英会話について詳しくはこちら「未経験者のためのオンライン英会話の基礎知識をQ&A形式で|まずはここから」を参考にしてください。
オンライン英会話選びは「【診断チャートつき】初心者におすすめのオンライン英会話トップ5を徹底比較」を参考にしてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
この記事がみなさんの英語力アップのお役に立てたら幸いです。
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